こんばんは、めーぷるです。
新入生の方は新歓シーズンを楽しむことができているでしょうか?
まだ迷っていることがある、という方はこちらの記事を参考にしてください↓
一方のぼくは、この春から3年生になりまして臨床医学の授業が始まったところです。
ぶっちゃけ医学部に入ってからというもの、
という感じで、
とさえ思うことがありました。
ところが臨床医学が始まってからは、
と思えるように。
急にイメージが変わったなというかんじですが、今回はその経緯についてお話ししていこうと思います。
目次
基礎医学がつまらないと感じてしまった理由

残念ながら、ぼくは基礎医学には興味を持つことができませんでした。
その理由についてお話ししていこうと思います。
単純に暗記量がエグい
暗記に関しては得意不得意あるかとは思いますが、どちらにしたってあまり楽しい作業ではありませんよね。
基礎医学の暗記が辛いのは、そもそも覚えにくいような言葉が多いというのも関係しているかと思います。
GLUTのようなアルファベットの略語だとか、「インサイチューハイブリダイゼーション」みたいなやたら長い単語が出てくるのは日常茶飯事。
またigE, igA, igMやIL-4,IL-5…..といったような混同しやすい用語も少なくありません。
受験勉強の暗記よりも耳慣れないようなフレーズが多い、といったような印象です。
とはいえ進級しようと思うと、嫌でもそれらを暗記するよりほかありません。
2年間そういった暗記を繰り返してるとだんだん慣れてくるのですが、やはり大変です。
覚えるだけで終わってしまうことが多い
そもそもぼく達はどうして医学部で学んでいるのでしょうか?
あなたが目指しているのが臨床医であれ研究医であれ、結局は臨床の現場に貢献するためですよね。
しかしながら、基礎医学はあくまで「臨床医学のための前提知識」です。
頑張って勉強したとしても、それが臨床の現場でどのように役に立つのかまでは基本的には対象外となっています。
それゆえ、
みたいになるわけですね(笑)
基礎から臨床まで全て一気に学ぶのは到底不可能なので、これは致し方ないことではあるのですが、どうしても
となってしまいがちです。
このように勉強していても「リアリティ」を感じることができない、というのが基礎医学を学ぶ上で、もどかしいところなのではないかと。
臨床医学が楽しいと感じられるようになった話

そんな疑問を抱いていたぼくですが、臨床医学の勉強が始まってから、そのような迷いから解放されつつあります。
そのことについてお話ししていきます。
「考える」ことの楽しさ
先ほど、「基礎医学の勉強ではイマイチ実感が湧かないことをひたすら覚えるだけだった」という話をしました。
実際、医学部の勉強は記憶量が尋常ではないというのもこれまでお話ししてきた通りです。
しかしその一方で、臨床医学の勉強になってからは「考える」時間も増えたように感じます。
ぼくの大学ではグループ学習の時間があり、病状・所見・諸々の診断結果の結果を踏まえて患者さんの抱えている病気、その病気がどのようにして体に異常を引き起こしているのかについて考察します。
これがメチャクチャ楽しいんですよ!(笑)
例として、最近学んだ症例を一つ紹介してみることにいたしましょう。
虫歯の治療後って抗生剤をもらいますよね?あれってちゃんと服用しないと怖いんですよ。
というのも、実は出血している箇所からばい菌が侵入し、血管を伝って感染性心内膜炎を起こすことがあることがあるんです。
虫歯が原因で心臓に異常をきたすことがあるって、なかなか想像がつかないですよね。
こんなかんじで、臨床の勉強は一種の「連想ゲーム」のような側面もあるんです。
基礎医学を勉強した甲斐が感じられる
臨床医学を勉強していて思うのは、基礎医学で学んだ知識が当たり前のように必要になるということです。
ぼくの場合、基礎医学は「単位さえもらえればいいや。」というスタンスで勉強してきたので、決して優秀な方ではありません。
そんなぼくでも、
って反応できるようなことが度々あります。
人によって知識量には差があるかとは思いますが、多かれ少なかれ達成感を感じることができるので、楽しいですよ。
基礎医学がつまらないと感じているあなたへ

基礎医学がつまらないと感じているあなたへ、ぼくからのメッセージです。
基礎医学は後からでも覚えられる
かつてのぼくもそうでしたが、基礎医学ってなかなかモチベーションが上がらないという方も居ますよね?
そんな人の場合、基礎医学に関してはとりあえず「単位は取るようにするぞ!」というスタンスでも良いのではないかな、と思います。
もちろん、基礎医学からガッツリ頑張れるというのなら、それに越したことはないのでしょうけれども。
今のぼくがまさにそうなのですが、臨床医学をやっていると、基礎医学の知識の抜けに気づかされることが度々あります。
そしてその都度、忘れていた事項に関しておさらいをすることになります。
この時、基礎医学を臨床医学と関連づけて覚えることができるため、基礎医学単体で覚えるよりもはるかに克明に記憶に残るように感じます。
結局どのような形であれ最終的に覚えることができれば問題ありませんし、基礎医学にやりがいを感じることができないという方は、こうして割り切って考えるのもありなんじゃないかと。
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