こんにちは、めーぷるです。
現在ぼくは大学で医学を学んでおり、現在2年生を終えたところです。
さて今回も前回に引き続き、医学部の留年についてみていくことにします。
医学部で留年すると、その後の生活が怖いと心配する方もいるのではないでしょうか。
医学部では、1つでも単位を落としてしまうと留年になるところがほとんどです。
そのため、ちょっとした手違いで留年してしまうこともあり得るのです。
大学生活や卒業後のマッチングにどのような影響があるのか、自戒の念を込めつつお話していきます。
目次
医学部で留年した場合の大学生活における影響
医学部での生活は6年間と、ただでさえ長期戦です。
そんな医学部で留年した場合、大学生活は一体どのように変化していくのでしょうか。
ぼくがこれまで接してきた留年生の様子を踏まえつつ、見ていきましょう。
孤独な戦いが始まります
結論から言うと、多くの留年生は孤独ですね。特に部活やサークルに熱心でない人だとなおさらです。
ぼくがこれまで見てきた感じだと、留年生の人は教室の端の方でひっそりと授業を受けていることが多いです。
やはり、同じ学年になったとしても留年生とその他大勢の人の間には少し壁があるように見えますね。
そのため、留年した人と仲良くなったり、一緒に勉強するという姿はあまり見ないというのが現状です。
ぼくが以前留年した方とお話した時も「こちらから積極的に関わろうとするのは勇気が要る」とおっしゃっていました。
このようにお互いに話し掛け辛い雰囲気ができてしまうので、結果的に孤独な生活を送ることになってしまいがちなのです。
特にテストを乗り切るのが大変に
おそらく、留年した人が一番苦労するのがテスト対策です。
医学部のテストは大抵、親切な同級生が学年LINE等のコミュニティに試験対策プリントをアップし、周りはそれを参考にしながら勉強します。
ところが留年した人の場合、その学年LINEに入ることができていないことも少なくなく、情報面でも不利な戦いを強いられがちなのです。
また前回の記事でもお話しした通り、テストを乗り切るためには「グループで勉強する」ことも大切です。
留年してしまうとそういったグループに入ることも難しくなってしまいます。
もしも留年してしまった場合は同じ部活やサークルの後輩に頼るなど、試験対策に必要な情報を手に入れることが大切です。
留年仲間と友情が芽生えることもある
留年すると孤独になってしまいがちだとはいえ、留年をきっかけに一緒に留年した人と仲良くなるということもよくあります。
やはり人間は、同じ状況に置かれた人にシンパシーを感じやすいのです。
ぼくの大学だと「留年飲み」といって、留年生が集まって親交を深めるイベントも開かれているようです(笑)
もしも留年してしまった場合、こういった留年生同士のコミュニティに参加してみると少し気が楽になるなるのかもしれませんね。
結局はコミュニケーション能力次第
今まで見てきた感じだと、留年した場合の大学生活は結局、コミュニケーション能力次第ですね。
留年した人全員が孤独でひっそりとした生活を送っているかというと、決してそんなことはありません。
一つ下の部活の後輩と仲良くなってテストを上手に乗り切りつつ、充実した大学生活を送ることができている方も見ますので。
留年したからといって、悲観的になり過ぎる必要はにありませんし、結局は気持ちの持ちようなのかなと。
留年生は留年のリスクファクターとなります
恐ろしい現実ですが、一度留年してから、その後留年を繰り返してしまう人もよく見ます。
先ほど説明した通り、留年するとテストを乗り切るのがどうしても難しくなってしまうんですね。
こうした現実もあるため、留年した場合、いかにして単位を取るかというのはよく作戦を練る必要があると言えそうです。
医学部で留年した場合のマッチングへの影響

留年した場合に大学生活と並んで心配なのが、その後働く病院についてです。
医学部を卒業すると、「マッチング」と呼ばれる研修先を決めるイベントがあります。
留年した場合にマッチングに影響がないか、心配ですよね。
ほとんどの病院では大した影響はない
今まで先輩や大学の教授から聞いた話だと、実際のところは「留年した」という理由だけでマッチングで落とされることはないようです。
むしろマッチングで評価基準にされるのは「その時の能力」だそうです。
ストレートで卒業しても現場ではあまり使い物にならないだろうと評価されれば、採用してもらえません。
逆に大学在籍中に留年していたとしても、マッチングの時にしっかりしていれば、問題なく採用してもらえるようです。
やはり、「病院にとって戦力になるか否か」が何よりも大切なんですね。
ただし、人気病院となると話は別
ただそうはいっても、競合が激しいほんの一握りの人気病院に限っては留年はマイナスポイントとなってしまう可能性があるようです。
やはり人気病院となると、それだけ能力の高い人がたくさん集まってきます。
そのため、どうしても採用する側は減点法で見ることになってしまいがちなのだそうです。
そうなると、「留年した人よりもしていない人の方が良い」というのはごく自然です。
このような出世欲が強い人の場合は、留年を避けるべくコツコツ頑張る必要がありそうです。
学年を超えた人脈を作っておくことは大切です

今回は留年した場合のその後の影響について話してきましたが、「人との繋がり」はやはり非常に重要だとわかります。
今一緒に過ごしている同級生とはもちろん、先輩や後輩とも信頼関係を築いておくことは、留年に伴う様々なリスクの軽減にも繋がるようです。
医学部の留年が怖いあなたへ

こちらの記事では医学部で留年する人の特徴について述べています。
今回の記事を読んで医学部で留年するのが怖いと感じたならば、当てはまるところがないかチェックしてみてはいかがでしょうか。

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