大学生活

大学で出席制度は要らないという話【現役大学生が物申す】

基礎医学で扱う科目

こんばんは、めーぷるです。

現在ぼくは大学に通いながら、エンジニアやライターとしてお仕事をしています。

ところでそんな生活を送っていると、このように思うことがあります。

めーぷる
めーぷる
なんで今日も学校に行かなくちゃならないの?

同じように感じている大学生は少なくないことでしょう。

じゃあ、行かなきゃいいじゃん。

そう思う方もいらっしゃることでしょう。

しかし、そうもいきません。

なぜなら「出席」が足りていないと単位が認定されないから。

最近はそのような出席の厳しい大学が増えているようです。

ということで、今日は大学の出席制度の存在意義についてお話ししていきます。

なぜ大学の出席制度は厳しくなっているのか

そもそもなぜ大学の出席制度は厳しいのか

大学の出席制度がなぜこんなに厳格かというと、文部科学省に定められているからです。

文部科学省は大学の単位取得に必要な出席について、かなり事細かに規則を定めています。

要点を書くと、以下のようになります。

文部科学省の規定
  • 授業は最低でも15回行うこと。
  • 休講の場合は補講を行うか、レポートを課して補講の代わりとする。
  • 出席が3分の2に満たない者は、成績の如何に関わらず単位を認めてはならない。

大学生になるとわかりますが、3分の2というのは案外厳しい数字です。

出席が足りていなくて単位を落とすという人は、ぼくの大学でもちょくちょく聞きますね。

大学の出席が成績に及ぼす影響

大学の出席が成績に及ぼす影響

大学の出席が成績に及ぼす影響についてです。

そもそも出席が足りていないとアウト

先ほどの文部科学省の規定で定められている通り、3分の2以上の出席に満たない人はアウトです。

テストの点やレポートがどれだけ優れていても、関係ありません。

「出ることに意義がある」のです。

出席が成績点として反映されるところも

授業によっては「出席点」といって、成績の一部として反映されることもあります。

出席して単位取得に近づくという意味ではありがたい反面、全く休めなくなるので辛いところです。

大学の出席は体調不良に関しても厳しい

大学の出席は体調不良に関しても厳しい

体調を崩してしまい、学校に行くコンディションではないというときもあることでしょう。

高校までは学校に連絡するだけでしたが、大学だと体調不良にも厳し目のところが多いです。

よくあるのが「医師の診断書を見せて、出席扱いとする」パターン。

めーぷる
めーぷる
ズル休み防止ってことかな……?

しかし、この制度だと

授業に出るのは厳しいけれども、病院に行くべきか微妙だし、家でゆっくり休んでいよう。

と思っても、診断書が無いために欠席扱いになってしまいます。

管理の都合上、「ちょっとくらい我慢して来なさい」となってしまうんですね。

ぼくが大学の出席制度が無意味だと思う理由

ぼくが大学の出席制度が無意味だと思う理由

ぶっちゃけ、ぼくは大学の出席制度は要らないと思います。

根拠としては以下の3つが挙げられます。

  • 教室に座っていることと、学力向上は関係ない
  • 大学の授業の質は決して高くない
  • 労働力の無駄遣い

それぞれについて見ていきましょう。

教室に座っていることと、学力向上は関係ない

そもそも出席制度というのは「存在確認」をしているに過ぎません。

座ってさえいれば、あとはそこで何をしていようが自由なわけです。

実際、ぼくの大学でも授業を聞いている人というのは限られています。

ゲームしたり、スマホをいじっている人が大半ですね。

めーぷる
めーぷる
ぼくもPCで仕事してます。

これだと、出席していても学力向上を望めるわけもありません。

結局はただ体裁を整えようとしているだけに過ぎないかと。

大学の授業の質は決して高くない

春から大学生の方には残念なお知らせですが、大学の授業にはあまり期待しない方がいいです。

というのも、大学の授業というのは、それほど質の高いものではないので。

決して教員の能力が低いというわけではありません。

教授ともなると、研究している分野でそれなりの結果を残しているわけですからね。

でも、研究における業績と授業の巧拙には全く関係ありません。

スポーツで言う「名選手、必ずしも名監督ならず」のようなものですね。

それに、いい授業をしたところで何か見返りが貰えるわけでもありません。

そのため教員のモチベーションがそれほど高くない場合が多いのです。

得られるものが少ない授業であっても、出席を義務付けられるというのはどうなのかと。

労働力の無駄遣い

大学で出席を取る時は大抵、授業をしている教員と同じ研究室の人が出席カードの配布・回収を行います。

そして回収した出席カードは一枚一枚チェックして、記録。

このような作業を授業がある毎に行っているわけです。

たかが出席を取るためだけにこんな作業をさせられるなんて、大変ですよね。

正直そんな無意味な仕事をさせるくらいなら、研究等の生産的な仕事にエネルギーを注がせるべきかと。

出席制度がなくなれば、生徒も教員もwin-winだと思うのです。

【例外】大学の実習に関しては出席を取るべき

【例外】大学の実習に関しては出席を取るべき
大学の授業の出席を取るのは無意味だという話をしましたが、例外はあります。

それは実習です。

実習で学ぶ内容は自分で学ぶことが不可能なものがほとんどですから。

例えば医学部で解剖実習に参加せずにテストだけ受けて単位を取るという事態になったら、まずいですよね。

ぼくとしては座学は出席を取らず、実習だけ出席を取るという形が一番いいのかなと。

大学の出席よりも大切なことはたくさんある

大学の出席よりも大切なことはたくさんある

さて今回は「大学の出席制度は要らない」というテーマでお話しして来ましたが、いかがでしたでしょうか。

大学生の時期というのは本来、自分の夢の実現に向けて色々なことに挑戦できる大切な時期です。

それにも関わらず、受ける意味を感じないような授業のために教室に縛り付けられるのは時間の無駄です。

とはいえ現状では「大学に行かない」というのは非常にリスキーな選択ですし、ぼくもあまり賛成できません。

だからこそ形骸化している出席制度はさっさと無くし、学生の可能性に賭けてみてほしい。

大学がそのような場となることを、ぼくは願っています。


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