こんばんは、めーぷるです。
今日も医学部の生活についてのお話です。
医学部というと、勉強量が多いイメージをお持ちの方も少なくないことでしょう。
しかし医学部では、大学の他の学部に負けないくらい部活が盛んなことが少多いです。
それゆえ医学部に入学してから部活に入るか否か、並びにどの部活に入るかというのは非常に大切なポイントなのです。
医学部での長い学生生活を有意義に送るためにも、ぜひこの記事を参考に後悔のない決断をして下さいね。
医学部の部活の特徴
まずは医学部の部活とはどのようなものなのか、ご紹介していきます。
医学部内で完結する部活が中心
大学の部活というと、学部による区別が無いのが一般的なのでは無いでしょうか。
しかしながら医学部の場合は、総合大学であっても学部内で完結する部活がほとんど。
というのも多くの場合、医学部は他の学部との関わりが少ないからです。
医学部はそもそも学習する場所が他の学部とは離れたところにあることが多いので、どうしてもそうなってしまうんですよね。
人間関係が密になりやすい
今述べた通り、医学部の部活は学部内で完結する場合がほとんどです。
そのため、部活の規模は他の学部の部活と比べると比較的小規模に収まることになります。
自分にあった部活を選ぶことができれば、他の部員とも仲良くなりやすいのが医学部の部活のいいところですね。
ただ部活内の人間関係がそれだけ密になると、不自由を感じたり気疲れしてしまうという方もいます。
それが自分にとって都合が良いのか悪いのか、良く考える必要があります。
年に一度の大舞台、東医体(西医体)
医学部の部活の中でも運動部は年中多くの大会に出場することになります。
その中でも目玉と言える大会が東医体(西医体)です。
これは言うなれば医学生のオリンピックのようなものです。
年に一度開かれるのですが、その開催時期というのは競技毎に異なります。
大体の競技は夏休みに行われますが、アイスホッケーのようなウインタースポーツは年末に開かれています。
身の回りにもこの大会で好成績を残すことを目指して、一生懸命練習に励んでいる方がたくさんいますが、青春ってかんじで良いですね。
医学部の部活に入るメリット
医学部の部活に入るメリットとはどのようなものなのか、解説していきます。
学年を超えた人脈を築くことができる
正直、医学部の部活に入ることで得られるメリットはこれに尽きるといっても過言ではありません。
大学生活を送っていると、先輩あるいは後輩との繋がりができるのは部活を通じてというのが非常に多いです。
特に先輩との繋がりを持っておくというのは非常に重要でして、例えば試験に関する情報を気軽に得ることができるようになります。
他にも、自分がこの先どのようなことを学んでいくのかがイメージしやすいのではないかと。
また医学部を含めた医療界というのは基本的に「コネと権力」の世界です。
先輩と仲良くなっておくと将来どこかで有利に働くかもしれません。
大会などを通じて他大学の医学生との繋がりもできる
部活に入ると、大会などを通じて他の大学の医学生と交流できる機会も出てきます。
ぶっちゃけコミュ力も関係してくる部分ではあるのですが、他大の医学生とも繋がりを持っておきたいというのであれば是非。
うちの大学でも他大の医学生との交流を通じて彼女ができたという人がいたんだとか。
ストレス解消にもなる
言うまでもありませんが、医学部での勉強量は膨大です。
そして、それは当然ストレスにもなり得ます。
そうしたストレスを解消する目的でも、部活は有意義です。
男子医学生にとっては彼女ゲットのチャンスです
大学によってその割合はまちまちですが、医学科は基本的に女子の割合が少ないことがほとんどです。
一方の看護科はというと、9割以上を女子が占めることが多い世界。
そう、そんな男子医学生にとって夢のような世界と繋がる場所こそが部活なのです。
彼女が欲しい方は部活に入るといいかもしれません。
医学部の部活に入るデメリット
とはいえ、医学部の部活に入ることは必ずしも良いことばかりではありません。ここでは医学部の部活に入ることに伴うデメリットについて見ていきましょう。
強制参加の飲み会がある部活も少なくない
医学部の部活の中でも、とりわけ運動部の場合はやたらと飲み会が活発なことが多いです。
飲み会が好きという方であれば全く問題ないのですが、お酒が飲めない人や飲み会の雰囲気が好きではないという方にとっては結構な苦痛です。
ぼくの経験上、医学部の飲み会は強制参加のところが多いのでなおさらです。
また医学部に限ったことではないのかもしれませんが、平気で未成年飲酒をさせる部活も後を絶ちません。
ここできっちりと断ることのできる意志の強さも必要になってきます。
自分の身は自分で守りましょう。
時間的な制約ができてしまいがち
医学部の部活に入ることで出てくる時間的制約。これが意外と大きいんです。
そこまで活動時間が多くない部活であったとしても、定期的に部活の活動に参加するというのは思っているより大きな負担です。
また運動部なら休日や長期休暇に遠征が入るのは当たり前です。
入部してしばらく経つと、だんだんストレスに感じるようになるということも少なくありません。
金銭的な負担が大きい場合も
医学部の部活は新歓費や部費、運動部の場合はそれに加えて遠征費がかかるため、金銭的負担も小さくはありません。
参考までに僕の所属している部活の年間費用を紹介します。
- 部費:3,000円 × 12ヶ月 = 36,000円
- 新歓費:30,000円
- 東医体費:50,000~100,000円
- 遠征費:20,000円
- 交際費(宴会等):50,000~70,000円
エグいですよね。国立医学部でこれですから、私立医学部だとさらにお金がかかることも想像に固くありません。
ちなみに下のツイートはとある私立医学部の新歓日程です。
私立医の新歓エグい pic.twitter.com/io5Ne9j23D
— もえの (@15chim) March 26, 2018
もちろん部活によって少なからず差はあるとは思いますが、かかる費用がその部活の価値に見合うものなのかはよく考える必要があります。
運動部の場合、試合に出られないことも
医学部の部活の中でも特に運動部の場合、試合に出ることができるかどうかは実力次第です。
もちろん「努力しろ」という話ではあるのですが、やはり実力が無いまま所属し続けるのはきついものがあります。
これもまた医学部の部活で充実した時を過ごすことができるのかを分ける大きなポイントです。
医学部の部活には入るべきか否か

医学部の部活には入るべきか、というのは悩ましいところです。
体裁を気にしてはいけない
至極当然の結論ですが、結局医学部の部活に入るか否かというのはあなた次第です。
ただ一つ言えるのは、体裁を気にする必要は一切ないということ。
医学部で部活に入っていない人が充実した生活を送っていないかというと、そんなことは全くありません。
大切なのはあなたが医学部での長い大学生活において何を求めるのかということ。
上記のメリットとデメリットを比べた上で、その部活に入る価値があれば入ればいいですし、そうでなければ無理に入る必要はありません。
大学生活を充実させる方法は部活以外にもたくさんあるので、「部活に入る」ということにとらわれないことが大切です。
ぼくはまもなく辞める予定です
ちなみにぼくはと言いますとプロフィールにも書いてある通り、現在はバドミントン部に所属しているのですが、この春で退部する予定です。
退部後は「部活以外のこと」、具体的にはエンジニアやブロガー、ライターとしての活動に時間とお金を回そうかと。
ぼくの所属している部活は全てが強制参加で自由が制限されてしまいますし、費用も上記の通りかなりかかります。
一方ぼくは、基本的に運動不足解消のために部活に入っていました。
それゆえ、「部活が自分に求めるもの」と「自分が部活に求めるもの」との間に大きな差ができてしまったんですね。
2年間お世話になりましたし、部活のことを悪く思っているわけでもありません。
相性の問題ですね。
医学部の部活の新歓で確認しておくべきこと

医学部の部活選びで失敗しないためのポイントについて見ていきます。
年間費用について
先ほどぼくの例をご紹介しましたが、費用については絶対に確認しておきましょう。
ちなみに、新歓で費用について聞いても、都合の悪い部分については言わない人もいたりします。
部員によって言っていることが違う場合は要注意ですね。
活動時間について
先ほども述べた通りですが、活動時間による時間の制約というのは思っているより大きいです。
運動部の場合なら、遠征の予定について聞いておくことはマストです。
医学部の新歓に関する詳細
医学部の新歓に関してはこちらの記事に詳しくまとめてますので、合わせてお読みください。

医学部の部活選びは慎重に

さて、今回は医学部の部活についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
医学部では部活に入っている人の方が多いですが、部活によって大学生活が充実したものとなるかどうかはあなたとの相性次第。
医学部に入って何に時間とお金を費やすべきかをよく考えて、後悔の無い決断をしましょう。
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